Le Dernier Cri JAPAN TOUR『Cercle Rouge』
2016.2.3.wed-2.14.sun
@mograg gallery
〒111-0041 東京都台東区元浅草1-5-1
http://mogragaquvii.com/mograg
OPEN / 13:00-20:00
CLOSE / Monday
Opening party / 2.6.sat 18:00-21:00
フランスのマルセイユで、シルクスクリーン《セリグラフ》のアートブックを発行する出版集団“Le Dernier Cri”のポスターを中心とした展覧会のジャパンツアーを、東京mograg galleryを振り出しにスタートします!
2015年夏に“Le Dernier Cri”のアトリエで展示した、ベルリンで活動するアメリカ人アーティスト“Stu Mead”の作品が、小児性愛的との理由で、当時地方選挙を控えていた右翼政党やカトリック団体からネット上で攻撃を受け、デモが組織されるなど、アトリエを含むマルセイユ市の複合文化施設“La friche”ともども表現活動を脅かされる事態に発展しました。
昨年1月にパリで起きた風刺雑誌出版社シャルリ・エブド襲撃事件以来、表現の自由が脅かされる社会環境の中で、Le Dernier Criはいまでも本来の表現の自由を実践しながら活動を続けています。またLa fricheでは、さまざまなアーティストやアート関係者達によって、表現の自由の重要性を訴える『Point Rouge』という集まりが組織されました。
本ツアーは、Le Dernier Criの独自の彩色やアレンジを施された躍動的なセリグラフアートをお届けするとともに、この問題を受け、彼らの活動と表現の自由を支持し応援する、日本各地の表現の場をサークル状に繋いでゆきます。
協力:タコシェ
ル・デルニエ・クリのパキート・ボリノと私は、昨年、超巨大本を出版した。パキートのあらゆる常識を逸脱した造本と彩色ワークは、私の脳内を揺さぶるほどの衝撃があった。社会の規範や軟弱な思考、片寄ったアートの文脈の対極にあるパキートの仕事は、悩める現代社会に撃ち込まれた魂の楔である。「表現の自由」を標榜するフランスでこんな批判に晒されるなんて、悪夢としかおもえない。パキート、またとんでもない本を作ろう。
田名網敬一
出版にパンクというものがあるとしたら、
それがル・デルニエ・クリだ。
きれいじゃない。お洒落でもトレンディでもない。
ひたすら熱いだけ。エモいんじゃない、エモーショナルである喜びをLDCは教えてくれるのだ。
都築響一